大根栽培2021秋 

大根の種が余ったため1箇所だけ「あえて密集」になるように種をばら撒きしました
他は点撒きしてあります
品種は宮重青首大根です

大根の畝は夏に太陽熱消毒を施しました

元肥にはいつもの『カキ殻と醗酵鶏ふん』、
追肥は『醗酵鶏ふん』です
肥を長く効かせる目的で有機肥料を与えています

大根を密集して栽培することには当然リスクがあります
1つ目は大根同士『太陽光』の奪い合いになってしまい栄養が十分に取れないこと
ほぼ同時期に同じ場所で播種した大根同士は成長も似てきます
丈もも同じなのでお互いに光の恩恵を受けられることが分散していまいます
2つ目は葉っぱが擦れて傷をつけ合う可能性があること
大根の葉が風で煽られたり、触れ合っているとどちらかが傷ができる可能性があります
その場合は傷口から菌が侵入してしまうと大根が病気になってしまうこと考えられます
3つ目は形が不揃いになること
ん〜これについては『好みの問題』でしょうか

今のところ順調に成長しているところをみると、『太陽熱消毒』と『適期に栽培』が良かったと推察します
理由としては過去の大根栽培では
一畝全ての大根を台無しにした経験がありますが今回は一つも失敗していないからです

ただ『太陽熱消毒』は土中数十センチを太陽熱で殺菌することが目的の1つのため
土壌内の微生物のことを考慮すると
今後は慎重に検討したいところです
私の畑では雑草の発芽が抑えられ栽培がしやすかったことは確かです

11/18 大根を数本抜きました
太陽熱消毒のおかげで土が良かったのか真っ直ぐ正直に育っていました

12/19 連日霜がおりる程冷え込んでいます葉っぱも下に降り僅かに萎れ始めているようです
大根の畝のそばに深さ30〜40cm程度の溝を掘り保存することしました
先日の強風で手袋(左手)が1つ飛んでいき葉っぱを素手で持つたびに凍るように冷たかったです

むかし祖母が真冬に切干大根を作るのに
水で大根を洗っていたことを思い出します(汗)祖母の真っ赤でゴワツイ手は過酷な作業をしていたと今でも覚えています
その対価をお年玉として頂いたことは後から知りました

12/22 5m程度の5つの畝全て保存のため引き抜きました
5つの内2つの畝は大根の曲がり具合は大きめでした
理由として考えられるのが土の「フカフカ度」が弱かったのかなと思います
全ての畝で太陽熱消毒をしていますが
5つの畝うち3つは納豆菌等を投入しています
他2つは米ぬかプラス石灰窒素でした
投入した資材の違い、このあたりが影響したのかなと考えます
一方では石灰窒素の扱いがまだ勉強不足だったと反省します(石灰窒素を投入後何日が最適解なのか把握できていなかったようです)
1/29 保存中のものを掘り出して自家消費していますが根が出てきたり葉が出てきたりしているようです

0コメント

  • 1000 / 1000

寺畑物語

寺畑の野菜栽培記録です 2021秋から直売所登録して出荷しています 直売所に出荷する野菜の栽培日誌のように記録しています たまにはコラム(畑以外のネタ)も掲載します